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auの分割審査に落ちた原因と対処法をまとめていきます。
auには「契約審査」と「分割審査」の2つがある
auの「契約審査」と「分割審査」について、それぞれの特徴をまとめていきます。
auの分割審査|複数回に分けて端末を購入する場合に行われる
auの分割審査は、分割で端末を購入する場合に行われる審査です。auではなく、CICという機関が審査を行います。
CICとは株式会社シー・アイ・シーのことで、クレジット会社が共同で出資して設立された信用情報機関です。割賦販売法および、貸金業法に基づいた唯一の情報機関になります。
- 外部の機関なので、au以外の信用取引の情報も参考に審査する
- au以外を含めて、過去の取り引きに未払いなど問題がないか調べる
auの審査は、auの利用歴で不都合がなければ通る可能性があります。
一方でCICの審査は、加盟しているほかの携帯電話会社の利用履歴や、クレジットカード・ローンの利用履歴も調査の対象です。
過去に未納や、滞納していた履歴がある人は注意してください。
auの契約審査|端末を購入する場合必ず行われる
契約の審査は、auが行う審査です。auが行うため、審査の対象は過去のauとの取り引き内容となります。
- 過去のauとの取り引きに不信な点がないか
- 1つの電話番号につき、3つ以上の分割契約がないか
もし過去に、auの「端末代金」や「月額料金」の未納や滞納などがあったり、もしくはauと何かしらのトラブルがあった場合は、契約の審査で落ちてしまう可能性があります。
過去に、auの料金滞納などがある人は要注意です。
※参照:
割賦販売法(昭和三十六年法律第百五十九号)
割賦販売法について(経済産業省)
auの分割審査の結果を確認するには?方法まとめ
auの分割審査の結果は、次の方法で確認してみてください。
CICの審査情報の開示|費用はかかるが個人でも可能
auでの直接の審査状況ではありませんが、CICでどのような情報が登録されているのかを確認することが可能です。
- CICに加盟するクレジットカード会社で契約したクレジットや、ローンの内容や支払い情報
- 新規にローンなどを申し込んだ際に、支払い能力を調査するために確認した情報
- クレジットなどの利用途上での審査のために、信用情報を確認した記録
- そのほかの本人申告情報など
※参照:情報開示とは(CIC)
CICの情報開示は、インターネットと郵送で可能です。
開示方法 | インターネット | 郵送 |
---|---|---|
利用可能な時間 | 毎日 8:00~21:45 | 申し込みから10日程度で自宅に到着 |
手数料(税込) | 500円 | 1,500円 |
必要なもの | ・インターネットが使える端末 ・クレジットなどの契約で利用した電話 | ・本人確認書類 ・開示申込書 |
難しい事情がない限りは、インターネットの方が費用が安く、かかる時間も短いためおすすめです。
CICの情報開示は、インターネットであれば500円(税込)で可能となっています。先に自分の信用情報を確認しておきたい人は、開示の申し込みをしてみてください。
auオンラインショップで確認する|ブラウザで審査結果をチェックできる
ここからはauオンラインショップで、分割審査の結果を確認する方法を解説します。
auの分割審査で結果を確認する方法
auの分割審査の結果は、auオンラインショップでも確認が可能です。手順は以下の通りです。
- auオンラインショップの「注文履歴のページ」にアクセス
- 今回の契約が機種変更なら上の「au IDでログインに進む」を選択し、それ以外なら下の「ご注文番号の入力へ進む」を選択
- ログインIDや注文番号など必要な情報を入力
- 注文状況が閲覧できる
上記の手順で確認し、分割購入を希望する商品が「発送準備中」などと表示されていれば、審査には通過したと考えられます。
auでは発送準備が完了次第、申し込み時に申告したメールアドレスに、お知らせメールが届く仕組みです。
発送準備完了メールが届いたら分割審査が完了し、通ったと考えましょう。
auの分割審査にかかる時間は2〜4日程度
auの分割審査にかかる時間は、申し込んだ人の状況やその時の審査の混み具合などによって異なります。
auオンラインショップでは、商品お届けまでの目安日数については公開しており、2〜4日程度です。また機種変更の場合は、当日のお届けも可能です。
お届けの日程までには審査がもちろん完了しているので、平均的には遅くても4日以内程度で審査は完了していると考えられます。
auの分割審査に落ちた原因とは?
auの分割審査に落ちた原因別に、対処法をまとめていきます。
あらかじめ対策しておくことで、初回から審査に通りやすくすることも可能なので、審査落ちにならないように必要な対応をしてみてください。
- 料金の支払いに遅れたことがある|過去にスマホ代を滞納した場合は注意
- 料金の未納がある|過去にスマホ代を払わないままにしてしまった
- 短期で解約したことがある|キャンペーン目的などと信頼されない可能性も
- 申請内容のミス|間違いがないように記載する
- 信用情報に何か問題がある|自己破産や債務整理などの経験があると通りにくい
- すでに3台のスマホを分割払いしている|契約できる台数には上限があるので注意
- 高額な機種を購入しようとしている|10万円以上のスマホは審査が厳しい
- クレジットカードを利用したことがない|信用できる人なのかの判断ができない
- My auの口座登録をしていない|事前に支払い方法の設定をしておく
- 未成年や法人での申し込みである|オンラインでは利用手続きができない
料金の支払いに遅れたことがある|過去にスマホ代を滞納した場合は注意
過去にauのスマホ代や、月額使用料の支払いが遅くなった場合は、信用情報に傷がついていて審査に通りにくい可能性があります。
auは、自社サービスに関する支払い状況しか知りません。
一方でCICは、ほかのスマホ会社の支払い状況も把握しているため、他社で料金の滞納がある場合も注意してください。
料金の未納がある|過去にスマホ代を払わないままにしてしまった
auや他のスマホ会社で、料金を支払わずにそのままにしている場合、auの分割審査に落ちる可能性があります。
過去に支払いをせずにそのままにしているため、今回も分割支払いをしないのではないかと、auやCICに思われるからです。
未納の場合、新たな分割の申し込みより前に、支払いを行っておくのがおすすめです。
すぐに信頼が取り戻せるものではありませんが、未納を放置したままにするよりは、審査の通過率が高まります。
短期で解約したことがある|キャンペーン目的などと信頼されない可能性も
短期間でauや他社回線を解約した経験が、分割審査に落ちる原因となる可能性があります。短期での解約自体は理由があり、仕方ない場合もあるかもしれません。
一方で、特に短期での解約を繰り返していると、信頼できないユーザーだと認識される可能性があります。
短期間での解約も、後からどうにかできるものではありません。現在au、もしくは他社の回線を契約できているのであれば、できるだけ継続して利用してみてください。
なおKDDIは公式では、短期解約のみを理由にブラックリストに入れる行為はしていないと明言しています。
販売代理店に対して、継続利用を求めるような案内を指示しておらず、そのような案内は認めていない。また、第39回会合を踏まえ、改めて販売代理店に対して注意喚起を行った。(第42回会合:KDDI)
引用:競争ルールの検証に関する報告書 2023(案)(総務省)
申請内容のミス|間違いがないように記載する
単純に申請内容にミスがあったために正しく審査ができず、auの分割審査に落ちてしまうこともあり得ます。
具体的には、以下の点にご注意ください。
- 名前や住所、電話番号などの基本的な情報に間違いがないか
- 提出が必要な書類がすべてそろっているか
- Webで提出する場合は、書類が不鮮明などではないか
申告内容のミスは、場合によってはau側から確認があることもあります。また、ミスがあったので再提出を要求されることもあるのです。
一方で、au側がミスかどうか分からない内容だった場合は、誰も気付くことがなく審査落ちするかもしれません。
書類の申請には、細心の注意を払いましょう。
信用情報に何か問題がある|自己破産や債務整理などの経験があると通りにくい
支払いの遅れや未納がなかったとしても、信用情報に問題がある場合は審査に通らないことがあります。
- 過去に、自己破産や債務整理などの経験がある
- クレジットカードの滞納や強制解約などの経験がある
- 主婦や学生など収入がない、もしくは低い人
信用情報に問題があるかもしれない人は、審査落ちしている可能性があります。
すでに3台のスマホを分割払いしている|契約できる台数には上限があるので注意
auでは1つの契約につき、スマホ3台までしか分割払いができない決まりがあります。ここでいう1つの契約とは、1つの電話番号のことを指します。
すでに1つの電話番号で、3台のスマホを分割払い契約をしているのであれば、新たな分割払い契約の審査は通りません。
注意点として携帯電話自体は一括払いであっても、au+1 collectionを分割払いにした契約の場合も、分割払い1台分としてカウントされます。
au+1 collectionとは、au公式のスマホアクセサリーのことで、充電器やモバイルバッテリーなどのことです。
- 1つの電話番号につき最大3台まで
- アクセサリーも1台とカウントされることがある
auで分割払いをする際は、分割払いしている端末の台数にも注意しましょう。ちなみに、1つの名義で契約できる電話番号の数は5つまでです。
どうしても複数台の分割払いが必要なのであれば、電話番号を増やす方法もあります。
※参照:au公式サイト
高額な機種を購入しようとしている|10万円以上のスマホは審査が厳しい
スマホを分割で購入する際、高価な機種であるほど審査が厳しくなる可能性が高いです。特に10万円以上の端末を購入する場合は、審査が厳しくなるとされています。
もしも別の機種でも問題がない場合は、10万円未満の金額の機種を選ぶのがおすすめです。
審査に落ちるかもしれない不安がある人は、できるだけ安い機種の利用も検討しましょう。
クレジットカードを利用したことがない|信用できる人なのかの判断ができない
現在クレジットカードを持っておらず、過去にも全く使っていない人は分割支払いなどのローン審査に落ちる可能性があります。なぜ落ちるのかというと、信用情報を判断する材料がないためです。
過去にクレジットカードや、ローンの利用履歴がない人のことをスーパーホワイトと呼びます。
ほかに審査に通らない理由が思い当たらず、クレジットカードを全く使っていない人は、スーパーホワイトであることが原因の可能性があります。
My auの口座登録をしていない|事前に支払い方法の設定をしておく
すでにauを契約している人は、My auの口座登録をしていないことが審査落ちの原因となる可能性があります。
もしも銀行口座や、クレジットカードの設定がない場合は先にしておきましょう。設定方法は、以下の3つがあります。
- インターネットを使って、My auから設定する
- auの店頭で手続きをする
- 郵送で手続きをする
手続き方法でおすすめなのは、インターネットです。郵送は特に手間がかかるので、特別な事情がない限りはおすすめできません。
※参照:
お支払い方法の変更(au)
未成年や法人での申し込みである|オンラインでは利用手続きができない
auオンラインショップでは、未成年と法人の利用者は手続きが行えない点にご注意ください。手続きができないため、審査にも通りません。
- 未成年
- 法人
未成年や法人の場合は、auショップやau Styleなどの店舗で手続きを行いましょう。
ただし未成年が利用者であっても、契約者が成人の場合はオンラインショップでも手続きが可能です。
また利用者は未成年の子どもだが、契約者はその親(大人)である場合は、auオンラインショップでも契約ができます。
※参照:au公式サイト
auの分割審査に通るには?対処法や通過のためのコツまとめ
未払い金が残っているなら支払う|信用情報をできるだけキレイにする
過去に未払いのお金があると、auの分割審査に通りにくくなってしまいます。分割審査ではauだけでなくCICによる審査もあるため、他社のスマホの未払いやクレジットカード、ローンなどの未払いも確認される可能性があるのでご注意ください。
もしも現時点で何かしら未払いのお金があるのであれば、できるだけ早く支払いを済ませておくのがおすすめです。
一括払いに切り替える|分割よりも審査に通る可能性が上がる
分割での審査に通らない場合は、一括払いに切り替えると審査に通る可能性があります。分割払いの方が審査が厳しく、かつ分割払いは「au」と「CIC」の両方の審査に通る必要があるからです。
auで端末を一括で購入する場合、店舗なら現金、auオンラインショップなら代金引換のほかにクレジットカードでの支払いも可能となっています。
クレジットカードでの支払いの場合は、実際に代金を支払うまでにタイムラグがあるため、直ぐに端末の代金を用意できない場合でも購入可能です。
ほかにも、Pontaポイントも機種変更時の代金支払いに充てられます。
- 現金
- クレジットカード
- Pontaポイント
分割審査に落ちる際は、一括払いを検討してみるのも対処方法のひとつです。
クレジットカードの使用履歴を作っておく|取引の実績があると信頼につながる
クレジットカードの使用履歴がないことが、分割審査に落ちる原因と考えられる場合は、クレジットカードの使用履歴「クレジットヒストリー」を作成してみてください。
- クレジットカードに申し込みをする
- 届いたクレジットカードで日々の買い物や、公共料金の支払いなどをする
時間がかかる方法ではありますが、料金の滞納などほかに審査に落ちる理由がない場合は、有効な対処方法となる可能性があります。
購入するスマホを10万円未満にする|支払い金額が低い機種は、審査が比較的厳しくない
10万円未満の端末を狙う|廉価モデルのiPhone SE(第3世代)などがおすすめ
auの分割審査は、高額なスマホほど厳しい傾向にあります。特に10万円以上の端末では、審査が丁寧になるとされています。
10万円以上のスマホを購入する際に分割審査に通らない場合は、10万円未満の端末に変更してみてください。
例えば人気の高いiPhoneでも、廉価モデルのiPhone SE(第3世代)であれば、10万円以下で販売されているモデルもあります。
また10万円以上の機種であっても、キャンペーンなどと組み合わせると支払い額を10万円未満で抑えることも可能です。
10万円以下で購入可能な人気機種 | auでの販売価格 |
---|---|
iPhone SE(第3世代) | 70,935円~ |
Google Pixel 8a | 80,000円~ |
Galaxy S23 FE | 88,000円 |
Xperia 10 VI | 74,800円 |
iPhone以外に、Google PixelなどのAndroidの人気機種でも、10万円以下で購入できるモデルは多数あります。
絶対にこの機種を購入したいなどのこだわりがなければ、10万円以下の機種を購入するのも対処方法としておすすめです。
10万円以上のスマホがどうしてもほしい場合|キャンペーンをうまく利用して金額を下げる
分割審査が不安だが、ほしい機種が10万円以上である場合は、auが行っているキャンペーンを利用するとスマホ代金が抑えられ、支払い額を10万円未満にできることがあります。
キャンペーン名 | 内容 |
---|---|
au Online Shop スペシャルセール | 機種変更で対象の機種を購入するなど、 条件を満たせば機種代金が最大で27,500円割引 |
5G機種変更おトク割 | 対象のスマホ機種への機種変更で、端末代金が最大5,500円割引 |
au Online Shop お得割 | 新規契約や他社からの乗り換えで、対象機種に申し込むと最大で44,000円の割引 |
下取りプログラム | 不要になったスマホやタブレットをauに下取りに出すと、 新しいスマホの購入にも使えるPontaポイントで還元 |
併用が可能なプログラムもあるので、利用できるものは申し込んでから分割審査に臨むのがおすすめです。
申し込みの期間を空ける|信用情報は時間が経つと変わることもある
信用情報は時間が経つと変わることもあるので、分割審査に通らなかった場合は、少し時間を置いてから申し込みするのがおすすめです。
- auなどで短期契約を繰り返している場合
- 未払いのスマホ代やクレジットカードの代金があったが、支払いを行った場合
- これまでにクレジットカードを利用していなかったが、最近クレジットヒストリーを作った場合
特に短期契約を繰り返している場合、半年ほど期間を空けてから申し込んでください。
申し込み内容はきちんと確認|可能ならミスがないか、家族に見てもらうのがおすすめ
申し込み内容を不備なく提出するためには、家族など信頼できる人に確認をしてもらうとよいです。
自分一人で確認した場合、どうしてもうっかりミスなどをしている可能性があります。
また自分がしたミスは気が付きにくいため、同じミスを繰り返して何度提出しても、分割審査に通らないことになりかねません。
また、どうしても分からないことがある場合は、auの問い合わせ窓口に質問してみるのもおすすめです。
auへの問い合わせ方法 | 特徴 |
---|---|
Webでの問い合わせ | ・AIでの対応は24時間行っている ・コミュニケーターによる対応も10~22時と長い ・テキストでのやり取りができる |
電話での問い合わせ(※1) | 通話料無料でかけられる |
店舗での問い合わせ | 対面で質問できる |
自分の利用可能な窓口で、問い合わせをしてみましょう。
まとめ:auの分割審査で落ちるときは、未払い金の支払いなどできることをする
auの分割審査に落ちる原因は、人によってそれぞれ異なります。なぜ落ちてしまったのか、心当たりがないか再度確認してみましょう。
分割審査に落ちた場合、原因によっては対処法を行うことで通過できる可能性もあります。
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